皆さん、ニタリザメってご存知ですか？ 体の半分程を占める、極端に長い尾が特徴で、オナガザメと呼ばれる種です。オナガザメは漢字で書くと尾長鮫、英名は「Thresher shark」と言います。
どうですか？ 格好良くないです？？
オナガザメ属 Alopias は３種いるそうで、３種の中で最も大きくなるのはマオナガ A. vulpinus で、全長７．６m 、体重３４８kg の記録があるそうです。但し、これは全長（頭の先端から尾鰭の後端までの長さ）なので、この個体の体長（頭の先端から尾鰭のつけ根までの長さ）は４m 程度かと思います。２番目に大きいのはハチワレ A. superciliosus であり、全長４．８９m に達するそうです。そして、最も小さいのがニタリ A. pelagicus で、全長３m 程度とのことです。
このニタリが高確率で見られるポイントがフィリピンにあるのです！ その地は「マラパスクワ島」！ セブ国際空港から陸路で４時間余り＋セブ島の北端からボートで３０分ほどの所に浮かぶのどかな島です。こういった不便なところですので、日本人の観光客はほとんどいません。ヨーロッパの観光客がリゾート地として訪れています。近年ホテルも増えてきているようで、これから注目されるかもしれませんよ！
ニタリのポイントまではマラパスクワ島から約２０分程度と近いですが、ニタリの朝食時間に目撃例が多いため、ボートの出港は毎朝５時前後となります。ニタリを狙っているとマンタが現れることもしばしば･･･
ニタリのシーズンは１～６月頃までが一番良い時期といわれていますが、一年中可能です。水温は年中暖かく、ウェットスーツは３mmでも大丈夫ですよ！
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