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【2014.09.10】東京都にある富士箱根伊豆国立公園「伊豆七島」に出かけてみませんか？

人気ダイビングスポット

八丈島

東京から約287km離れた伊豆七島の最南端に位置する島、八丈島は、1年を通じて温暖な気候に恵まれています。島のいたるところにフェニックスなど亜熱帯性の植物が生い茂り、トロピカルな雰囲気を醸し出しています。海は黒潮のおかげで魚影が濃く、さらに年間を通して透明度が高いのが特徴です。海流の影響を強く受けた生態系は、多種多様の熱帯性、亜熱帯性生物の宝庫！　八丈島の海の代表格であるユウゼンをはじめ、チョウチョウウオやツノダシ、ニザダイなどの仲間や、ヒラマサやツムブリ、カンパチ、イソマグロといった大物回遊魚など、季節によって異なる様々な生き物たちがダイバーの目を楽しませてくれます。ポイントも島の位置により異なり、島の南側は切り立ったドロップオフやキャニオンのような景観をしているところが多く、反対の北側は、潮通しが良いために大物が非常に多いポイントです。また西側はゴロタ地形となっているところが多く、東側は地形がおもしろいポイントが多く、アーチなども多い。そして小島周辺のポイントは魚影が濃く、黒潮がもろにぶつかる島だけに潮も速いのが特徴です。

三宅島

東京の南約300㎞。伊豆諸島のほぼ中央に位置する三宅島。島の中央に活火山の雄山がそびえ、溶岩が島のいたる所で見られます。この溶岩は海中では生物たちの格好のすみかとなっています。黒潮の影響を受ける三宅島の海は素晴らしく蒼く、「三宅ブルー」と呼ばれています。サンゴの群生や熱帯性の魚類や大型の回遊魚、ウミガメ、色とりどりのウミウシなど様々な生物を観察することができ、その数は約600種類以上の海の生物、約90種類ものサンゴが生息する希少な生息域と言われています。また、三宅島の水中景観は複雑でアーチやドロップオフ、岩場、砂地で構成されており、バラエティに富んでいます。

御蔵島

三宅島の南南東約18kmに浮かぶ周囲17㎞の小さな島、御蔵島。周囲が断崖のため、島というより海に浮かんだ山のようです。そんな御蔵島がダイバーに注目されるようになったのは何といってもイルカの存在！　ドルフィンスイムのメッカとして一躍注目を浴びるようになりました。御蔵のイルカは人懐っこいといわれていますが、イルカの生態を知り、マナーを守ってウォッチングをしましょう！

伊豆大島

伊豆七島の中で最も身近でアクセスしやすい伊豆大島。晴れた日には伊豆半島や房総半島からも見える大島は東京から約120㎞。他の島と同様竹芝桟橋から来る他に熱海、下田などからも船便があり、熱海からの高速船を使えば45分で着いてしまいます。更に飛行機まであり、こちらは羽田から35分という速さです。黒潮の恩恵を受けた大島の海は年間通して透明度が高く、潮が明るいです。秋の浜をはじめとして、ビーチスポットでフィッシュウォッチングや水中写真に最適なポイントが多いのが特徴です。

利島

周囲8kmと伊豆諸島の中でも小さなプチアイランド、利島。1日で歩いて1周できるので、ハイキング気分で行くのもいいかも？　島の周辺は大海原に囲まれているため、回遊魚などとの遭遇率も高く、秘かな人気スポットとなっています。ダイビングサービスも1軒のみなので、海はまさに手つかず状態！　ヒラマサやカンパチなどの回遊魚や、タカベ、イサキなどの魚群もよく見られる魚影の濃い海は、自然のままのワイルドな水中をたっぷりと味わうことができます！

式根島

複雑に入り組んだリアス式の海岸線に囲まれている式根島。ボートダイビングは、移動時間が短いので船に弱い人でも大丈夫です。黒潮があたる沖合ではカンパチ・ヒラマサ・ツムブリなどの回遊魚の他に、ウミトサカなどの規模も個体も大きく美しいソフトコーラルのポイントもあり、ハゼ類・エビ類などのマクロ生物も楽しめます。ダイビング後には、日本温泉番付にも入っている地鉈温泉（海中温泉）など3ヶ所のお湯で一日の疲れを洗い流してください。

新島

東京から約150kmと非常に近い場所に位置しながら、白砂の海岸や透きとおった青空など南国を感じさせる自然豊かな島、新島。黒潮暖流に囲まれているだけあって、魚影は濃く、カンパチ、イナダ、ヒラマサなどの大型の回遊魚からウミウシ類などのマクロ生物まで様々。伊豆七島の中でも光りものに高確率で出会えるのが特徴です。透明度も最高で30m以上が見えるようになり、ドロップオフ状の壁やケーブ、オーバーハング、アーチなど様々な地形や白い砂地でのダイビングは、サーファーの島として見逃してしまうのはもったいない！

神津島

伊豆七島のほぼ中間に位置し、白砂青松の入り江と起伏に富む山野の景勝がとりわけ美しい島、神津島。漁獲量は伊豆諸島一といわれ、魚影の濃さは多くのダイバーを魅了します。海中景観はダイナミックな岩礁から伊豆七島でも唯一白砂の広がる女性的な地形が特徴。ウミガメやカンパチ、ツムブリなどの回遊魚からテングダイやタカベの群れなど見所いっぱいです。